2012年6月25日の月曜日を
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シベリア鉄道日記 第1回
2/21(木)
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ホテルの宝石店で、ドルからロシアの通貨ルーブリ(補助単位はコペイカ)に両替。
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2/22(金)
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ウラジオストク周辺には大学が10校もあるそうだ。案内してくれた方も学者で、Sergey Vysotskyさん。読みはまさかの「セルゲイ・ウソツキー」。
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【次週予告】
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★ルチャ部活動日誌★部員No.6のMちゃんから偵察報告。
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あと、ルチャリョーシカの仕上げのニス塗り。
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シベリア鉄道日記 第2回
2/22(金)
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太古の時代から不良たちの社交場であったスモーキングパラダイス、平たく言うと喫煙所で、ふたりのロシア軍人と知り合った。
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彼らの誘いでウォッカの洗礼を受ける。
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ウォッカの洗礼を受け、死んだようにこんこんと眠るサトゥ。念のため、息をしているか確かめること、数度。
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↑3日間、同じ景色が続いた。国土の広大さが違う。
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言葉は通じなくても、音楽が国境を越えるように、分かり合える瞬間があるものだ。
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もう絶体絶命だ。ここで私の消息は絶たれ日本の地を踏むことはないだろう。サヨナラミナサン。自販機の牛乳ボタンをセロテープで固定し「牛乳だけ販売機」にしたのは私ですゴメンなさい。酔ったクラスメイトの髪型をサモハンキンポーにしたのも私です…!
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シベリア鉄道日記 第3回
2/25(月)
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面倒見の良い車掌が「ホントはダメなんだけどね」と手招き。何をするかと思えばおもむろに車両のドアを開け放った!
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美しいバイカル湖の湖面で太陽が躍るのを見ながら、これまでに会ったロシア人の誰もが母国を自慢することに考えを巡らせる。
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地図が機密文書扱いだった旧ソ連時代の名残だろうか。ロシアで地図を買うのは難しい。
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そして車掌さんの身の上話を聞く。
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この列車で唯一、英語が通じたのがこの車掌さん。お世話になりました。
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【次週予告】
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★ルチャ部活動日誌★
ルチャリョーシカの新作は、みんな大好きMaximoだょ☆
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突撃して本人にプレゼントできました〜☆
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ハートの強い私は、みんなが作ったルチャリョーシカの写真も見てもらったよ!「Muy bonito」だって!「カワイイね」ってことだよね?
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シベリア鉄道日記 第4回
移動距離が長いため、ロシアの地域それぞれの食事を楽しめるのも、楽しみのひとつではないだろうか。
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駅ではキオスクに加え、老若男女の売り子たちがホームを訪れ、菓子パンやピロシキ(どれも5pほど)、出来立てのお惣菜(10p程度)を売り歩いている。
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ごはん系はどれもおいしく、まずハズレなし。
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もちろん長距離列車の醍醐味、食堂車もある。
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地域によって変わるのは食事だけでなく、乗客もだ。
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←西田敏行似の親切なおじさんと。「あいつらは軍人だし酔っ払いだから気をつけろ」と言いにきたり、「これを食え、これも食え」といろいろ持ってきてくれた。
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走行距離が伸びるにつれて、窓も汚れてくる。もう外が見えないぐらい。 |
ある夜、食堂車から戻り、ドアを開けると違和感。
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社会情勢の違いを思い知る。
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【次週予告】
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2012年7月30日の月曜日を
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アメコミファンであり、コスチュームへのこだわりも人一倍。最近はアベンジャーズにちなみ、アイアンマンやキャプテンアメリカバージョンのマスク&コスチュームで試合に出場している。
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シベリア鉄道日記 第5回モスクワだ。真ん中が赤の広場。クレムリン。 |
川沿いの三角形の敷地に、レーニンの墓、大統領官邸を含む複数の建造物がある。当然の世界遺産。
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張り巡らされた地下鉄網でどこへでも行ける。年間の輸送人員は世界第2位。ちなみに1位は東京だ。
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ドアの閉まる速度には注意だ。
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【次週予告】
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Theピーズ 25周年野音
Theピーズをご存知だろうか。
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シベリア鉄道日記 最終回
バイキングでひとしきり食べ物を物色し、山盛りの皿を持ち、異国のおじさんが一人煙草を吸っているところに、相席を申し入れた。
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日本なら美しい場所を知っているよ、京都の石庭だ。
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キミが何かを言おうとしてくれてるのは分かるよ。コトバの壁はあるけど、それでもキミが何かを感じてるのは、十分伝わっているからね。
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原爆のことは聞いて知っているよ。
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外国人が原爆について見解を述べるのを聞いたのは、これが初めてだった。
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彼はしばし目頭を押さえたのち、自分の名前を告げ、ZENトークを締めた。
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モスクワからウラジオストクに飛び、乗り換えて新潟だ。ヤル気でパンパンなんだ。一刻も早く帰国したい。
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しかし案ずるな。かつて惨敗を続けたわびさび英語はツンドラの大地に置いてきた。
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