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「マリーアイランガニー」の
スリランカカレーのなぞ
昨日は雨の中を出かけ、渋谷でカレーを食べた。
とにかくこのカレーが食べたくて仕方がない。
スリランカ料理の「マリーアイランガニー」という店のカレーだ。
とても辛い。
初めて食べた時は目の奥がパチパチした。
しかしまた食べたくなる。食べたことのない味なのだ。
ルーは黒くて、具は豚バラのかたまり。牛肉、野菜などもあるらしいが、豚バラがおいしくてまだ食べたことがない。
脂のところを食べた時と、赤味を食べた時で、味が違う。
スプーンでつつきまわして、肉の繊維にそってほぐし、脂と、赤味を交互に食べる。ルーが広がって皿が汚れる。でも、やる。
つつきまわしていると、ところどころ、何かの葉っぱが入っている。
ローリエよりうんと小さく、ぺにょっと心細く曲がる。口当たりはよい。
こいつは何者なのか。知りたいような、正体不明のままにしたいような。
とにかくこのカレーが、心のランキングを音速の貴公子のごとく駆け上がり、2位以下を大きく引き離して独走中。
渋谷のセンター街をずっと行って「OUTBACKステーキハウス」にぶつかったら、その裏のビルの5F。同じビルには川中美幸の店もあり、夜は演歌が流れている。
年上のジム仲間が作ったお店。料理の腕がここまでとは、スパーリングでは気づかなかった。
その彼の風貌はというと、肩幅は広くがっしりとしており、髪は剛毛で、目・鼻・ヒゲがそれぞれ頑なに自己主張している。
こんな感じ。
案の定、同行した異国の友人が
「You're similar to Guevara(ゲバラに似てますね)」
と話しかけるも、突然の英語に戸惑った店主が屈強な笑顔で
「はい、なんでしょう?」
と受け答えする変化球のキャッチボールに、必要以上に笑った。
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カレーはビーフ、ポーク、チキン、スジャータ(牛ひき肉)の4種
ポークが一番人気とのこと。ゴロリと豚バラ肉が入っており、スパイシー&ジューシー
ピリっとした何かが効いたスリランカ風オムレツ。何かが何か知りたい
冷えたカールスバーグでカレーを待つ喜びよ。プレミアム・モルツもある。他にもワイン、シャンパン、ウイスキーなどいろいろ。もちろんソフトドリンクも
MarieIranganee
Sri Lanka Spice Cafe
渋谷区宇田川町34-6 M&Iビル5F
Tel 03-6455-3216
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