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言い訳を考える

 地獄の日々が終わろうとしている。ボリュームのある仕事の最終チェックをした。
 5月に終わるはずが、どなたかの大人の事情で長引き、企画内容が変わり、よって担当内容も変わり、他の仕事と重なり、悪戦苦闘を強いられていた。何かのバチでも当たったのか。心当たりはまったくな…、ウソはいかんな。

 仕事だけでなく、同時進行で苦しめられていたのは、話の通じない相手との話。
 どういう感じかふんわりいうと…
 井戸に小石を投げ込んだが、底に到達する音がいつまでも聞こえない、感じ。あるいは
 砂漠に花を植えて水をやっているけどいつまで水をやり続ければいいのかわからない。

 いや、反芻はやめておこう。PTAとかボランティアに携わると、立派な人々の中に、とんでもないモンスターが紛れているもの。あまりに腹立たしいので、炭酸飲料のペットボトルのフタを早々に失くしてしまう呪いをかけておいたから大丈夫だ。

 ともかく、明日からは、後回しにしていたことを始めようと、震えながら決意を固めているところ。
 そのひとつが、いただいたメールの返信。フェイスブックやツイッターも、優しい人からのメッセージは、返信を後回しにしている状態だ(ごめん)。私は人の好意にすがって生きる人間です。抱っこしてくれればいいじゃない。

 日本語なら素直に謝って本題に入ればいい。
 英語の返信はどうしよう。アイムソーリーか。sorry for late cause of heavy workとかか。
 スペイン語はコンペルミッソか。lo siento paraナントカかな。

 しかし長々と仕事やボランティアの事情を説明して許しを乞うのはつまらない。コンパクトで気の利いた言い訳が必要だ。というわけでいくつか考えているところ。

「横断歩道を渡れないお年寄りを助けていた」

古典的だが安定感はある。しかし問題は、そんな横断歩道にも年寄りにも会ったことがないことだ。拘束時間も短い。

「局地的な落雷で停電していた」

そんなこともあるかもしれない。ただ、ひねりが今ひとつ。

「実はサイドワークで忍者をしてて、秘密の任務が…」

秘密の任務だからそもそも言えない。

「枕元に神が立ち、徳川埋蔵金の場所を教えてくれたので掘りに行っていた」

これは使えそうだ。Wi-Fiとかなさそうだし。

「サンタさんの買い出しに付き合っていた」

オフシーズンかと思いきや、サンタ業務は準備期間が長いのだ。

「オバケ退治に行っていた」

巨大なマシュマロをですねー…ゴーストバスターズ!

「タイムマシンを発明したけど戦国時代に行ってしまった」

もう意味が分からない。とにかく明日はメールの返信をしようと思います。では股!


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