2019.1.8

プロレスはやっぱり楽しい!
フローム・イングランド!
Fight Club PRO初来日興行

 ファイトクラブプロのことはほとんど何も知らないにもかかわらず、会場が一体となってわーわー騒いでいた。初めて見るファイトクラブプロは、今まで観たどんなプロレスとも違っていた。
 試合後は、ファニーな試合で笑わせてくれた選手も、ブーイングを浴びまくった悪役も、デスマッチで血みどろになった選手ですら、全員が売店に並んでお客さんと写真を撮っていた。その場にいたみんなが幸せそうで、後楽園ホールは興奮と多幸感でパンパンに膨れ上がっていた。私もクリス・ブルックス&キッド・ライコスと写真を撮った。
 多くのライター同様、私も喋り言葉の語彙は少ない。そういう人が数時間後の悶々をぶつけるべく文章を書くのだと思う。そんなわけで「きみらとにかくすごいっす」と言う。するとすかさずクリス・ブルックスは「きみもすごいぜえ」と言った。すごいクリスが言うんだからきっと私もすごいのだ。幸せな気持ちになった。
 プロレスラーはいつもこういうことをしてくれる。


ロックスターみたいなクリス・ブルックス(右)と、狼のマスクのキッド・ライコス(左)。CCKというユニット。
なんかもう佇まいから何から素敵じゃないですか。
戸澤とタッグの里村明衣子はノリノリでした。 場外乱闘ではお約束の「西」! 同じくお約束の「東」! 容赦ないキッド・ライコス。わるいこちゃん。 クリス・ブルックスと里村明衣子はこの身長差。これで試合して彼からチャンピオンベルトをもぎとった里村さんまじですごい。このあとデスバレーボムも出したし最高。

デスマッチは人生2度めの観戦。 楽しげなガイジンが来た(シェイン・ペイジ)。 ミスフィッツ風のハボックは有刺鉄線バット持参。 数分後にはこんなありさまだ。 こ、これは何ですかね?(蛍光灯のやぐら) ああ、こうやって使うんですか!!そうですか! 当然こうなる。 リング上の破片がシャラシャラと鳴る音に震える。 血みどろでサイン。もう神々しい。


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