2016.6.21
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なぞの虫
暮らしに入り込む虫で名前の分からない奴には呼び名をつけている。
バナナ虫
名前の通り、バナナに寄ってくる硬そうなボディの飛ぶ虫。おかずに寄ってくるコバエが濃いグレーで不潔な感じがするのに対し、バナナ虫は焦げ茶色で洗練された感がありキュート。メロンの皮などにも寄ってくる。1〜2mmぐらい。かわいめ。
チョコ虫
しばらく置いてあったココアの粉の中で生まれる。硬そうなボディでたぶん飛ばない。チョコの「だま」に似ているのでうっかり飲んでしまいそうになる危険な虫。1〜2mmぐらい。かわいめ。まさに今、2月に買ったココアの缶の中で暮らしている可能性あり。
米虫
米びつの中に生息。細長くて怖め。全長4mmほどでサナギ→ガみたいなやつになる(ゾウムシみたいなのとは違う)。唐辛子を入れておくと来ない。こんりんざい来ないで欲しい。
雪虫
レア。青白いふわふわの羽毛に包まれた、雪のひとひらのように見える羽虫。夕暮れ時に集団で飛び見る者をセンチメンタルにさせるので危険生物に指定されている。もちろんウソだ。3〜4mm。この中で最かわいい。東京では遭ったことがないかも。
ところで私はたぶん本の虫科に分類されると思う。
昨日はこの本を読みたいがためにすごい集中力で仕事をしました。
『ロデリック』 ジョン・スラデック著(柳下毅一郎訳)
コミック・ノベルと呼ばれるだけあり要所要所で爆笑しちゃうから電車には不向きな本。笑いながらも主人公のロデリックが身近な人間に対してあまりに思いやりがあるもんですからむせび泣きつつ読了。
あー面白かった。522ページもあったとは気づかず一気に没頭し、幸せな(背徳の)読書時間でした。
でも終わりがちょっとスッキリしない…と思ったら、『Roderick at Random』という続編があるそうです。しかも未訳。
うわあーっ柳下毅一郎さまーっ
特にオチはありませんが仕事に戻ります。
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