2015.1.5
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2015最初のミステイク
今年はゆっくりと正月を過ごした。今年起こるであろう出来事に思いを馳せ、新たな挑戦に胸を踊らせつつ、それに伴う新たなミステイクの予感に震えた。
良い正月であった。
ところでさっそくのミステイクだ。
画像は朝食に作ったパンケーキ。一見おいしそうだろう? はちみつにとろける発酵バター、最終的にバニラアイスも追加した。実際おいしい。それなりに。しかし何かが足りない。
わたしは知っている。塩ひとつまみを入れ忘れたのだ。
卵をしっかりと泡立て、少しの油と砂糖を加え、さらに泡立てる。シナモンとナツメグ、スキムミルクも少々。粉とベーキングパウダーを加えたら、混ぜすぎずにすぐ焼く。
ここまでしっかりやっておいて、わが軍はなぜ塩を忘れたのか。
砂糖は自らの引き立て役である塩の不在に人知れず戦意を喪失し、ふわふわボディを支える卵は砂糖の憂いをおもんぱかり、一見、無関心を装う油も心中穏やかではない。スキムミルクは天を覆う不穏な雲に右往左往し、少数民族であるシナモン・ナツメグ軍は首領の不在におびえ崩れ落ちる者もいるほど。
それでもパンケーキの王国はすばらしい。しかし塩の不在は明らかだ。いなくてもいいが、いた方がいい。それが塩だ。
そしてわたしは2015年、そんな塩のような存在でありたい…!
と、こじつけの年初のご挨拶に拳を握りしめたところでまた来週。
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