毎週月曜新聞 悪のロゴ
2013年9月16日の
月曜日をお知らせします

まさかの結果続出
CMLL 80周年アニベルサリオ

CMLL アニベルサリオ

ストゥーカJr. レイ・コメタ フエゴ
VS
石井智宏 オクムラ ナマハゲ



スペル・ポルキー ティタン マキシモ
VS
メフィスト エウフォリア ニエブラ・ロハ



ショッカー テリブレ ネグロ・カサス
VS
ルーシュ マルコ・コルレオーネ バンゲリス



<カベジェラ戦>
ブルー・パンテル
VS
アベルノ



<トリオ王座タイトル戦>
ミスティコ マスカラ・ドラダ バリエンテ
VS
ドラゴン・ロホJr. ポルボラ レイ・エスコルピオン



<マスカラ戦>
アトランティス ウルティモ・ゲレーロ
VS
ラ・ソンブラ ボラドールJr.

まさかの結果連発で大いに盛り上がりましたね、アニベルサリオ。
しかもそんな大試合を無料で配信するなんて頭がオカシイとしか思えない。メキシコの方角に土下座。

メインのボラドールJr.対ソンブラのマスクを賭けての戦い。セコンドはそれぞれのお父さん。いずれも同業者であるルチャドール。

ボラドールJr.のあの美しいマスクが失われる結果に終わり、暴動でも起きそうなアレナメヒコでも、初代ボラドールであるお父さんはどこか落ち着いていた。
いずれ来る日だと分かっていたのか。ルチャを生業とする家の者の覚悟を見た気がした。

いずれにせよ、今後も楽しみ。

でもねー実のところ、結果はどうでもいい。
生放送の喜びに震えておったのです。

オープニング、ストゥーカJr.の入場テーマ(ヴァン・ヘイレンの何か)でまずフエゴが入場した瞬間、今まさに起こっているのだという高揚感。オンタイムで全てを観られるという喜びで、パソコンの前のファンたちは手汗がダラダラだったと思う。

生でなくても、動いているルチャはいつも想像を遥かに超えている。結果を知るだけでは分からない瞬間ばかりなんですよ。

まず、新日本プロレスから参戦中の、石仏のようなフォルムの石井ちゃん。私の中の古舘が「ひとりアンコールワット!」と叫んだ。
ストゥーカJr.と意地の張り合い、そのコミカルなマスクからは想像つかない頑強さに戸惑う石井ちゃん。メキシコのマットは思いのほか固かったのだろうか、日本の試合では見たことのないリアクション。

フエゴのグニャグニャ感も想像以上に特撮級。

スペルポルキーの想像以上に揺れる脂肪。その巨体でコーナーポスト最上段からまさかのプランチャ。これぞ必殺技。
その巨体を駅弁スタイルで持ち上げて関節を極めるメフィストのパワー。しかし控室では腕がプルプル笑っているだろうなと想像すると、胸キュン☆

メフィストはセコンドとしても名選手ぶりをいつも発揮する。特にアベルノの時は甲斐甲斐しい。妻か。

ブルー・パンテルとアベルノの髪の毛を賭けた一戦。パンテルさんの髪型はエガちゃんのような代物だが、あるとないとでは大違いだ。身の入り方が違う。技の玉手箱のような関節技の攻防。

アベルノに完全に技が極まり、パンテルさんの毛髪は守られた…と思った瞬間、セコンドのメフィストがレフェリーに見えない角度でタオル投入。レフェリーが振り向く前に回収し、何事もなかったかのような顔をしていた。いや、マスクだから見えないんだけど、土佐犬がしらばっくれたらこんな感じになるのでは。

4人のマスカラ戦、こうやって入場するのは最後かもしれないという入場シーン。世界が正座して泣いた(気がした)。

まあそんなこんなで、ビックリとか戸惑いとか高揚感とかを、世界中のルチャファンが同時に共有した瞬間でした!

じゃあまたらいしゅー☆


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