毎週月曜新聞 悪のロゴ
2012年6月11日の月曜日を
お知らせします

石川優吾『イヌナキ』

イヌナキ 休憩がてら読むつもりが、涙と鼻水でぐっちゃぐちゃですよ、『イヌナキ』。
 犬と触れ合った思い出と、その人のココロの揺れ動き…、そして必ず来る別れ…。ぐおー泣ける!「泣ける」が賛辞かワカランが泣ける!
 犬と暮らすとか、触れ合うとかいうのは、自分との対話に似てるんじゃないかなー。オトナになってから漫画を読まなくなりましたが、オトナこそ漫画読むべきでは。
 あと、石川優吾HPに体験談として「パニック障害」のことが書いてあった。私は幸いにも付き合っている病気はないですが、もしかしたら誰かの励みになるかも、と思うのでリンク貼りまーす

カッパの飼い方 全15巻 スプライト 8
 石川優吾作品には、ほかにも『カッパの飼い方』(全15巻)、『子泣きじじいの飼い方』(全2巻)など、生き物を飼うシリーズがある。あ、架空の生き物ですがお気になさらず。いつの間にかペットショップでカッパを探すようになりますから。自然と。
 また、読めば「正義」のあやふやさを思わずにはいられない、魂の修行系SF『スプライト』は現在8巻まで刊行中☆

★ルチャ部活動日誌★

ブラソ・デ・オロ 天気の良い休日の午後、高円寺に乙女が集った。久しぶりのコ、初めて会うコなど、それぞれ挨拶を済ませたのち、和気あいあいとお絵かきを始めた。

 なになに〜? 何書いてるの〜?

ブラソ・デ・オロ ブラソ・デ・オロ!?

 いや、ブラソ・デ・プラタか!?

 いずれにせよルチャリブレ界のレジェンド、シャディト・クルスのご子息に違いない…!

 そう、今日はルチャ部の部活。ロシアの民芸品マトリョーシカをアレンジし、ルチャドール版を作成しようという試みが行われたのだ。名付けて「ルチャリョーシカ」。

ルチャリョーシカ  序盤は確かに会話があった。しかし時間がたつにつれ、次第に生返事が多くなる。「あ〜」とか「だよね〜」が思い出したようにパラパラと投下されたのち、ついに沈黙が訪れた…!

 誰もひとことも発しない。ついに己との闘いに突入だ。

 ルチャリブレの"ルチャ"とは「闘い」を、"リブレ"は「自由」を意味するという。まさにそれぞれが己の精神を自由に向かって解き放つべく、ココロの大ボスに向かって闘いを続けているのだ。
 しかしこれは部活だ。個人プレイは許されない。会話のキャッチボールからルチャに対する関心を高めて行こうというのがルチャ部のひとつの狙いだ。こんな風にそれぞれが己の殻に閉じこもるなんて、まるで…まるで鎖国じゃないか!

 その時、誰かがつぶやいた。

「カーイコークシテクダサ〜イ…」

「カーイコクシテク〜ダサ〜イヨ…」

ほかの誰かも続いた。

「カイコクシテクダサーイ!」「カ〜イコクシテヨ〜!」「ヘルモンジャナシー!」「ペリートテモカナシ〜イヨ〜!」


 メジャーな作品かどうかは知らないが、その場にいる全員が共有したミラクル。
 大合唱だ。
 やめろ! ただでさえおぼつかない指先で絵筆がブルブルブルーザー・ブロディデースヨー!ブル中野デースヨ〜開国シマース!シマースカラー!

 そしてできたのがコチラ。
ルチャリョーシカ

 見よこの作品群。
 精神力の限界まで色付けをしたので、当日中に乾かず、実はまだニスは塗っていないが、愛にあふれた仕上がりではないだろうか。

 さて、まずは部長であるわたくしの作品を観ていただこう。
ラ・ソンブラ アンヘル・デ・オロ シコデリコ アトランティス ミスティコ
 大きい方からラ・ソンブラ、アンヘル・デ・オロ、シコデリコ、アトランティス、ミスティコだ。大きい一体で力尽きたことが見て取れる一品だ。
 バックスタイル
ラ・ソンブラ アンヘル・デ・オロ シコデリコ アトランティス ミスティコ

 入部早々オリジナルマスクを投稿してくれた部員No.5まっしゃんのネコリョーシカ。
 彼女の家のアントンを筆頭に、その父と思われるハリソン、その他と続く。

 彼女の群を抜く完成度に部員が引くと思いきや、その作業効率の高さに他の部員が引っ張られるという見事なペースメーカーぶりを発揮。
 これまでも幾度と無く彼女の行動力には救われてきた。
 本日、彼女が手がけた作品はルチャドールを題材にはしていない。しかしまさに本日、ルチャ部に必要なのは彼女であった。

 バックスタイルも群を抜いた仕上がり。とくにアントンのおしりの穴。

ネコリョーシカ

ネコリョーシカ

 新しい部員、No.12はるちゃんの作品。
タイガーマスク 二代目
 タイガーマスクを描いてしまうとはなんという猛者の入部か…!しかも設定が細かい。大きいものから順に、颯爽と日本マットに登場した二代目タイガーマスク、タイガーマスクがチャンピオンに、素顔になったタイガー、そしてついにベルトを巻いた三沢と続く。
 ところで右端の、ちょっとカオナシに似た面長の彼は…?

ジャイアント馬場ああっ…!

まさかあなたは…!

 そして部員No.1さとこちゃんの作品。
ブラソ・デ・オロ , レイ・ミステリオ , マスカラ・ドラダ
 知っているぞ、その顔のマッチョマンモチーフ。さっきスケッチしていた名門ルチャドールの誰かだなっ?
 彼女のフィルターを通すことで、ルチャドールの英雄がこんな温かい表情を浮かべたファニーガイに変身だ。
 そして真ん中の御仁は額の十字架から察するに、アメーリカで活躍しているマスクマン、レイ・ミステリオに違いない。
 しかしミステリオにしては表情がなんとも…縁起が良さそうなというか…百太郎っぽいというか…
レイ・ミステリオ バックスタイルには、まさかの「守」。
 なるほど、ミステリオ守か。…これは売れるかもしれん…フフフ、カネの匂いがするぞ…!

 レイ・ミステリオと言えば、部員No.2の「爆弾小僧」さんより、「名勝負」とオススメいただいたこの一戦。

レイ・ミステリオ vs シコシス(1996年頃)

 アメリカで行われた試合だが、メキシカンスタイルのスピーディな展開は必見。
 俊敏な若きミステリオと体格で勝るシコシスのメキシカンな技の応酬に加え、ECW流とでも言うのでしょうか、デスマッチの香りも加わり、ハードで心躍る対戦。



みんな観とけよ〜テストに出るぞ〜

 ところで部員No.3のtomitamasawoさんは入部の際、「道行くトラックを相手にリープ・フロッグの鍛錬を欠かさないようにします」と意気込みを語ってくれた。頼もしい限りだ。しかし股間にだけは気をつけてくれたまえ

じゃあまたらいシュー☆


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