毎週月曜新聞 悪のロゴ
2012年5月7日の月曜日を
お知らせします

先日、初めてオペラを観て、いたく感動。

人間のカラダからあんな音楽が流れだすとは。

スピーカーは音源からの距離をできるだけ短くすることが大切とされるそうですが、やはり音楽を聴くことを突き詰めていくと、ナマ。今後もできる限り機会をつくって足を運びたい。

まこつ4コマ

 確かに男の子は周囲にはいないね。
 しかしまこさん。キミとキミの夫の子供なら、男でも女でもおおらかなコドモに育つだろうから心配は無用だよ。

 それに、「いつ手助けしてやろうか」と、普段発揮しどころのない親切を炸裂させようと待ち構えている元不良どもがいるから安心してくれたまえ。
 死ぬ前に少しでもカルマを軽くしたいんだ頼むよひとつ。

記憶の迷宮

 人の名前が出てこない。仕方のないことだ。人間だれしも年齢を重ねれば、記憶力にプロブレムが出てくるものだ。

 先日、友人と食事に行く相談をしていて、彼女は唐突にこう言った。

「サニー千葉の奥さんの…えーと…」

 気づいた時には足を踏み入れてしまっている。それが記憶の迷宮だ。
 ソニ千葉の奥さんが誰かは知らないが、とにかくそれを当てないことには話が先に進まない。

「ちがう、"元"奥さんだ!」

 ああ、元奥さんが意外な人物だったことは覚えている。が、誰かは思い出せない。

「あー、阿部寛!阿部寛!」

 手探りだ。せめて松明で道を照らしてくれ。

「阿部寛が出てた映画の…」

 ん?ローマの風呂の話か?ソニー千葉と何の関係が…。マズイ。マズイぞこのままでは我々は迷宮で行き倒れだ。頼む、もっと手がかりを!

 ここで唐突に身振り手振りだ。何かこう、前髪がすごく長いことを表現しようとしている。まるで地球外生命体と無理やりコミュニケーションを取ろうとしているかのようだがおっことぬしさま私は人間です。

「黒髪の…ワンレンの…」

 モノマネが始まった。な、なんだ急に妙な笑い方を…

「お前のやったことは全てお見通しだ!」

 わかった!仲間由紀恵!さっきの手がかりヒロシ・アベと合わせ技で『TRICK』の話だな!
 感じる…迷宮の出口から吹く地上の風を感じるぞ!いいぞその調子だ。左手を壁から離すんじゃないぞ。

「仲間由紀恵のお母さんの…」

 野際陽子!野際陽子!野際陽子!
 つい興奮で3度叫びましたが、鶏が鳴くまでに3度私を知らないと言うだろう…というのは新たな迷宮の分かれ道だから無視!無視!
 ソニー千葉の元嫁であり、『TRICK』で仲間由紀恵演じる奇術師の母親を演じるのは、野際陽子である。
 聴こえるぞ我らを称える5万の観衆!ラビリンスから生還した者だけが知るこの安堵と興奮…!

で、野際陽子が何なわけ?

「…」

 まずい、迷宮の入り口に大切なものを忘れたようだ。取りに戻らないと。このロープの端を持っていてくれ。2時間で戻らなければもうおれのことはいいから先へ進むんだ分かったな約束してくれ。

-*--*--*--*--*-

 迷宮をゆきて還りし私が、何の話題だったか教えよう。

「野際陽子が年齢にも関わらず元気で美しいのは、ストレスをためないからだ。だから私達も今日はカロリーを気にせずに好きなもの食べに行こ☆」

 2度の迷宮探索を経て、たどり着いたのはここである。
 野際陽子の名前がすんなりと出ていれば、2秒で済む話だ。切ないのは、野際陽子のたとえは必ずしも必要ではないことだ。ウォイそこの20代笑うんじゃない。いずれ我が身だぞ。それにストレスをためずに好きなものを好きなだけ食べる我々、肌ツヤだけは自慢だ。ワシャまだまだ若い者には負けゴホッゴホッ

『ラビリンス〜魔王の迷宮〜』

ラビリンス〜魔王の迷宮〜

 ついでだから『ラビリンス〜魔王の迷宮〜』をご紹介しよう。1986年制作のアメリカ映画。平たく言うなら名作だ。

 可憐なジェニファー・コネリーが出ているというだけで100億年保存されるべき。
 老いの兆候が見え始めてなお美しいデヴィッド・ボウイがゴブリン王国の魔王を演じているのでさらに100億年保存されるべき。

 さて、「ゴブリン」をご存じだろうか。
 架空の醜い生き物(妖精)で、トールキンの『指輪物語』をはじめ、多くのファンタジー作品に登場する名脇役だ。
 邪悪に描かれることも多いが、本作に登場するのはお茶目な奴らばかり。50cm程度のちびっこから2mを超える巨漢まで、大きさ、種族、服装なども様々なゴブリン王国の住人たち。近年ならばCGで描かれるのだろうが、すべて情緒あふれるマペット(操り人形)だ。
 監督は「セサミストリート」で有名なジム・ヘンソン。つまりマペットさばきは任せて安心。ファニーフェイスのゴブリンたちが赤茶けた金属や革のいびつな装身具を身にまとい、ドタバタと駆けまわるさま、愛さずにはいられない。

いたずら妖精 ゴブリンの仲間たち もっとゴブリンを堪能したい方には、美術のデザインを手がけたブライアン・フラウドの著書『いたずら妖精 ゴブリンの仲間たち』がある。
 美しいイラストとともに武器や習性も細かく解説されたゴブリン図鑑となっている。面白すぎて時間を吸い取られるので用法用量には気をつけていただきたい。

 あと、ジム・ヘンソンが手がけた『ストーリーテラー』というTVシリーズも、親子で楽しめる秀逸な作品なのでぜひ。
ジム・ヘンソンのストーリーテラー

ジム・ヘンソンのストーリーテラー



じゃあまたらいシュー☆


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