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『犬の力』ドン・ウィンズロウ
トレイを下げるとき、「ごちそうさま」と言う人が好きだ。
感謝の気持ちを表す言葉である以上に、習慣や育ってきた環境を表すコトバである。
セルフサービスの飲食店で、どんなに席で騒がしくしていても、「ごちそうさま」を言えば、帳消しになる。
この人とはうまく人間関係を築けそうな気になる。ほら、育ちの良い私だからさ。
そしてそれは罠でもある。
世の中には育ちの良い悪人がいるからだ。
『犬の力』の登場人物アダンもこのタイプ。妻と娘を愛し、真面目に仕事に励む。そして小諸そばでトレイを下げるときには必ず「ごちそうさま」と言うハズだ。メキシコに小諸そばがあるかどうかは分からないけどあるとして、言うハズだ。
しかしこの男は極悪非道、麻薬組織のドンである。ビジネスのためには商売敵の幼子を谷底へ投げ捨てることもいとわない男だ。恩師でもある神父に銃弾を撃ち込める男だ。
しかし「ごちそうさま」だ。それに私はたやすくダマされ、やっぱりこの人は根はイイ人なんだわと犯罪の片棒をかついでしまうかもしれない。
おおこわ。「ごちそうさま」の魔力、恐るべし。
あと、バス降りるとき「ありがとうございました」という人も好きなんだけど、私ももちろん言うタイプなんだけど、ほら、育ちの良い私だからさ。でも東京のバスは降り口が後方にあるから、私の「ありがとう」はいつも虚空に消えて行くよ。ふふ。
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『キン肉マンU世』

ロビンマスクの息子がグレている、ブロッケンJrが孤児を育てている(もちろん超人)など萌えドコロ満載の『キン肉マンU世』に、手を出してしまった…。
その時間の吸い取り方はチャック・ノリス・ファクト以上。
第1部が全29巻。それに加えて第2部が全28巻だとおーッああああんまりだあああああーッお小遣いが足りないよ大蔵省!
と、騒ぐ前に働こ。 いま二次面接の結果待ちチュー☆ それではまたらいシュー★
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